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理学療法士と整体師と柔道整復師(接骨院)って何が違うの?

  • rptfukumoto
  • 2023年11月3日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年11月4日



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BOP 代表の福元です。

私は理学療法士という仕事を生業としていますが、

初めて会う人に自己紹介をして、職業が理学療法士と伝えると、

整体とか接骨院の柔道整復師とは何が違うの?

と多くお方に聞かれます。


今回はその疑問に簡潔ではありますがお答えできればと思います。


『資格に違いがあります』

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理学療法士は、医療系の大学や専門学校(3〜4年制)を卒業し国家資格を取得します。

主な就職先は病院やクリニック、介護保険での通所や訪問サービスを行う施設、老人介護施設、スポーツジムなどになります。


柔道整復師は、柔整鍼灸専門学校(3〜4年制)を卒業し国家資格を取得します。

主な就職先は接骨院になります。


整体師は、国家資格はなく、民間の技術・徒手療法を学んで実践するといった形になります。主な就職先は整体院やマッサージ治療院などになります。


『患者さんと関わる際の役割が違います』

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理学療法士は、ケガや病気によって損なわれた身体機能の回復をめざし、医療機関勤務の場合、医師の指示のもとに理学療法を行います。治療方法としては、日常生活を送るために必要な基本動作の練習と、筋肉や関節を動かすなどの「運動療法」、温熱・電気刺激などの物理的刺激を与える「物理療法」などが用いられます。

急性のケガを主に扱う柔道整復師と比べ、理学療法士は急性期から生活期(維持期)まですべての病期において様々な疾患(整形外科疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、循環器疾患など)に関わることから対象範囲の広さが特徴です。また柔道整復師とは異なり、理学療法士は治療または業務全体について医師の指示を必要とするほか、開業権は認められていません。


柔道整復師は、骨折や捻挫をはじめとした急性のケガに対し、患者の自然治癒力を活かす方法で治療を行います。

治療方法は、骨や関節の異常をもとの状態に戻す「整復」、ギプスなどを用いて患部が動かないようにする「固定」、手を使い患部に刺激を与える「手技療法」、電気や熱などの物理的刺激を与える「物理療法」、筋肉や関節を動かす「運動療法」など多岐にわたります。

骨折・脱臼以外の外傷については、医師の指示がなくとも自身の判断のもとに施術を行えます(骨折・脱臼については応急処置のみが認められ、その患部への施術には医師の指示が必要です)。また独立開業が認められているのも大きな特徴の1つです。


整体師は、主に慢性的な痛みやしびれなどの症状に対し、手技を用いて筋肉の凝りをほぐしたり、カラダの歪みを調整し身体の不調を整えるのが主な仕事です。カイロプラクター、セラピストなどの民間資格取得者を「整体師」と呼ぶこともあります。国家資格ではないため民間の講習会などで技術を身に付けます。

また、民間資格のため整体師が行う施術には保険診療は適用されません。


『まとめ』

理学療法士

柔道整復師

整体師

国家資格

あり

あり

なし

主な施術内容

運動療法 徒手療法  物理療法 ※医師の指示のもと行われる

外傷の治療 整復 固定 後療法(物理・運動・徒手療法)

徒手療法 マッサージ 

主な就職先

病院 クリニック 介護施設

接骨院 

整体院 マッサージ治療院

保険診療

あり

あり

なし


どの職種が良い悪いではなく、患者さんと関わる際の役割や手段、職場で関わるスタッフの違いがあり、それを理解した上で利用する側が考えて選択していければ良いのかなと思います。



理学療法士は、西洋医学がベースにあり解剖学や生理学、運動学、整形外科学、内科学、神経内科学など様々な事を学んでおり、病院で勤務していればその疾患の特徴やリスク管理を理解しているだけでなく、急性期から慢性期にわたって長期間関わる事が多いため、どういった経過をたどる事が多いかなどが経験値として積み重なっていきます。

そのため、安全で的確な治療方針を立案しそれに沿ったアドバイスも行えると考えております。



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慢性的な痛みや不調を抱えていて


「どこに行っていいか分からない」

「クリニックや鍼灸整骨院に通っても良くならない」

「手術を勧められている」

「運動機能やパフォーマンスを向上させたい」


と思っている方が諦めることなく、思うように身体を動かせるようにお手伝いができればと思います。


 
 
 

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