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治らない腰痛の原因とは?

  • rptfukumoto
  • 2023年12月16日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年1月28日

日本の腰痛患者数は推定約3000万人

日本整形外科学会の調査では、日本での腰痛患者数は推定約3000万人と言われています。日本人の約8割が生涯のうち、一度は腰痛を経験すると言われています。


厚労省によると、自覚症状の調査で、腰痛は、男性の 1 位、女性の 2 位で、日本人にとって、最も一般的な、なじみの深い症状と言えます。


このうち、画像診断や血液検査などで痛みの原因が特定できるものを『特異的腰痛』といい、腰痛全体の15%程度と言われています。

残りの、約85%は検査をしても痛みの原因が特定できない『非特異的腰痛』と言われています。


腰痛治療では、画像所見を主体とする診断が多く、画像に異常がなければ、その原因が特定できないことが多くなります。そのことが、原因が特定できない非特異的腰痛が85%も占める要因と思われます。

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実際の現場では、画像に異常がなくても腰痛を訴える方は多いし、逆に画像に異常があっても腰痛をともなわない方も多いことから、画像と症状が一致している症例はそれほど多くなく、多くの腰痛は画像には写らないということが言えると思います。


原因が特定できない腰痛が大半のため、腰痛に対する治療も痛み止めの内服やコルセット装着による患部の安静、電気・温熱療法や牽引療法などの物理療法、マッサージや体幹の筋力強化などの運動療法が定型的に行われているのが現状だと思います。

そういった定型的な治療で良くなる方ももちろんいらっしゃいますが、良くならない方も一定数いらっしゃるのも事実と思います。


近年では、これまで原因不明とされていた腰痛も、丁寧な問診や詳細な検査、ブロック注射などを行えば約80%の腰痛が原因を特定できる「特異的腰痛」と診断することができるようになりました。


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特に原因がわからないとされていた慢性腰痛に関しても、上図のように腰椎椎間関節障害」「筋・筋膜性障害」「腰椎椎間板障害」「仙腸関節障害」の4つの組織が主な原因であることがわかってきています。


原因がわかったら、あとは原因別に対処するのみです。

腰痛診療ガイドライン2019でも運動療法は有用とされ、強く推奨されています。


当院では、4つの組織に対する評価や治療を行い改善に取り組んでいるだけでなく、再発予防にも力を入れております。

痛みの原因となる姿勢や動作を修正し、痛みが軽減するセルフエクササイズをお客様の状態に合わせて指導させていただき、お客様自身で腰痛をマネージメントできるようになるといったところまでサポートさせていただいております。


慢性腰痛にお悩みで、どこに行っても改善しないといった方は是非一度当院の施術を試してみて頂ければと思います。 











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